原作 すがやみつる
連載・掲載誌 コロコロコミック、小学館の学年別学習雑誌
掲載期間 1979年~1983年
テレビアニメ放送期間 1982年4月5日~1982年9月27日
テレビアニメ放送時間 月曜日 19時00分~19時30分
放送局 日本テレビ系列
話数 全26話
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[csshop service=”rakuten” keyword=”ゲームセンターあらし” sort=”-sales” pagesize=”1″ mode=”embed”] ●概要 (説明はWikipediaより)
すがやみつるによる日本の漫画作品。
『(月刊)コロコロコミック』(小学館)にて、1978年と1979年に2回読み切りが掲載され、1979年から1983年まで同誌に連載された。
基本的な筋は、主人公石野あらしが、ゲームセンターやゲーム大会を舞台に、全国、全世界から集まるライバルたちと熱戦を繰り広げるというもので、ストーリーは基本1話完結。
月刊コロコロでの連載は比較的身近な世界を舞台にしており(それでも連載後半になると世界観は肥大化する)、別冊コロコロでの連載は1話約100ページに及ぶ大長編がメインで、最初から世界・宇宙規模の大きな世界観を持ったストーリーが展開された。
アニメ化に関しては、1980~81年を頂点としたファンの要望・署名活動などによって実現したものだったが、すがやみつる自身は主題歌の作詞をするなどアニメ製作に協力はしたものの、より幅広い層を対象にした作品作りをしなければならなくなり、「コロコロ」のメインである小学校高学年の読者達に受けるネタが作りづらくなって、「自由が利かなくなってしまった。アニメになったことで結果的に「あらし」は死んだかな…」という認識を持っていたようで、後に「アニメ化であらしは終わった」と語るなど、アニメ化にはどちらかというと否定的だった。
また、「あらしは国民的なメジャー作品向きでは無く駄菓子屋路線なインディー作品」ともすがやは述べている。
アニメはあらし達とナンドー会長率いるデーモン社との戦いが話の中軸になっているが、基本的には原作のエピソードを踏襲しており、アニメのオリジナルストーリーは最終話『あらしの敵はあらし!?』の1本のみだった。
但し、アニメのオリジナルキャラであるナンドー会長、エリカ・能登、松本すみれの3人がほぼ毎回登場してストーリーに絡んでくるため、原作の登場人物がこの3人に置きかえられたり、細かい話の流れが原作と微妙に異なっているものも多い。
更にアニメ放送時に玩具メーカーの「エポック社」がメインスポンサーだった関係で、あらし達が対戦するゲームに『パクパクマン』等のエポック社製の電子ゲームが使われているエピソードがある。
実在のゲームを使っている関係で版権問題があったのか、長らくソフト化はされていなかったが、2011年3月30日にDVD-BOX化された。
あらすじ (説明はWikipediaより)
「ゲームセンターあらし」の異名を取る、ゲームチャンピオン・石野あらし。
「炎のコマ」や「真空ハリケーン撃ち」などの必殺技を使って、親友の月形一平太や大文字さとるらと共に、ライバルたちとゲームの腕を競っていく・・・
登場人物 (説明はWikipediaより)
石野 あらし 声 – 間嶋里美
主人公。
読み切り1本目のみ名前表記が「石野嵐」。
前歯の出っ歯とインベーダーゲーム大会優勝の記念品で常に頭に被っている赤いインベーダーキャップがトレードマーク。
成績がオール1で運動神経も勉強もからきしダメでだらしない性格だが、テレビゲームに関しては天才的な腕を誇る。
大の風呂嫌いだが、そのたまった垢で命拾いした事も。
出っ歯はダイヤモンドよりも硬く、出っ歯が生え変わるエピソードでは体のバランスが一時的に取れなくなってしまった。
物語後半になると、単に硬いだけでなく、射出した出っ歯を神経をケーブルとして遠隔操作できるようになった。
インベーダーキャップは、最初はタイトーの『スペースインベーダー』のドット絵そのものだったが、1982年にテレビアニメ化を記念する形で、目が星型で出っ歯がついたインベーダーキャップに生まれ変わる。
大文字 さとる 声 – 山田栄子
中学生であらしの最初のライバル。
家柄が良くハンサムで、IQ300の天才でスポーツも万能という抜け目の無い少年。
高度なコンピュータ・プログラミングの腕を誇り、スーパーコンピュータ級のマシンを操ることもできる。
基本的に冷静で真面目な少年だが、あらし達とつるむ様になってからは随分と軽い性格になり、巨大なハンバーガーを皆で食い散らかすなど三枚目キャラになっていった。
ゲーム馬鹿でしかないあらしと一平太を、頭脳と財力でサポートする事も多い。
三段リーゼントという髪型が自慢だが、ストーリー中盤で髪の毛を剃られてしまうエピソードがあり、それ以降は同じ髪型のカツラを被るようになった。
ゲームプレイは論理的思考で行うため、他のゲーム戦士との対決では必殺技を持たないがゆえに劣勢を強いられるケースが目立ったが、終盤ではあらしの「炎のコマ」を使いこなせるようになっていた。
一番尊敬する人はビル・ゲイツ。
月影 一平太 声 – 緒方賢一
少年をカツアゲしてゲームに熱中していた八本木中学の中学生。
配下に多数の手下を持つ大番長で、前出の東京湾でのインベーダーゲーム大会での勝負であらしと勝負して敗れ、その後はあらしと友情を持つようになった。
物語の中盤であらしの必殺技である「炎のコマ」も扱えるようになるなど、ゲームの腕前もあらしには劣るが超一流である。
学力に関してはあらしとほぼ同程度しかないと思われ、中学校を2年連続で落第するなど致命的な学力で、3度目の落第をしたら即退学の状態まで追い込まれて、その対策の為に学習塾に通った経験もある。
プライベートでは人形を沢山収集し、寝る時はネグリジェだったりと少女趣味。
黄色地に赤で丸の中に「一」と書かれたシャツに腹巻、学ランがトレードマーク。
名前の由来は「インベーダー」と「月形半平太」をもじったもの。
石野 ブラシ 声 – 羽佐間道夫
あらしの父で、仕事は秘密諜報員。
仕事が多忙の為ほとんど家にいないが、実はあらし以上のゲームの腕前を持つ。
秘技も、炎のコマ、ムーンサルト、真空ハリケーン撃ち、グレートタイフーンは作中の描写から使えるらしいことがわかる。
ゴキブリが大の苦手。
諜報員でありながら武術などはからきしダメ(あらし談)。
石野 ガラエ 声 – 峰あつ子
あらしの母。
太っていて、息子には厳しい肝っ玉。
あらしの焼けた帽子の灰を使い、徹夜で新たなインベーダーキャップを作った。
文部省の差し向けたエージェント「インベーダーウーマン」となって、秘技ノーブラボイン打ちであらしを苦しめた事もある(しかしゲームばかりで将来が心配な息子を思いやっての行動であった)。
初期はインベーダーウーマンの正体ということもあり、登場時は常に顔に影がかかったように隠れていたが、中盤以降何の説明もなく普通に登場するようになる。
すがやみつるによると影にするのを「忘れていた」ようだ。
石野 とんがらし 声 – 堀絢子
あらしの弟。
生まれながらにして天才的な知能と勘とゲームの腕前を持っている。
兄同様前歯が出っ歯だが1本だけ。
弱点はおもらしで、どんな秘技をかけている最中でも、おしっこを漏らしてしまうとただの赤ん坊に戻ってしまう。
炎のコマ、ムーンサルトは生まれてすぐに使えるようになり、あらしが特訓して身につけた真空ハリケーン撃ちも難なく使用し、また、精神力の賜ではあったがスーパーノヴァさえ使用したことがある。
ナンドー会長 声 – 永井一郎
超巨大組織・デーモン社の会長。
異常に大きいハゲ頭に青白い顔、小柄な容姿でいつも緑色のスーツを着ている。
あらしのインベーダーキャップを奪いたいがためにゲームで勝負を挑むが下手。
アニメのオリジナルキャラクターで、原作に登場する「納戸博士」というキャラがモデルとなったと思われるが、容姿は似ていない。
変装が得意。
エリカ・能登 声 – 高島雅羅
ナンドー会長の美人秘書兼プログラマー(あらしからは『プロ(の)グラマー』と勘違いされる)。
変装をしてあらし達の前に現れることもある。
スタイル抜群で、あらしに初見で胸をいきなり触られたり、成り行きで裸になったりなど、この作品のお色気担当でもある。
アニメのオリジナルキャラクターで、原作での納戸博士の助手「能登」がモデル。
あらしの敵という存在ではあるが、山嵐に負けた時にはあらしの手助けをしたこともある。
松本 すみれ 声 – 松原雅子(初登場時のみ横沢啓子)
あらしの同級生で、あらしが通っている小学校のアイドル的存在の美少女。
あらし達と行動を共にすることも多く、事実上あらしのガールフレンド的な存在。
あらしの弟のとんがらしをとても可愛がっている。
銀八先生 声 – 安原義人
あらしの坦任の先生。
ネーミングは当時人気のドラマ『3年B組金八先生』から。
短足・ガニ股で、あだ名は「インベーダー足」「赤いタヌキ」。
あらしとは小学校以来の付き合いである。
あまりに成績が悪いあらしにゲームを止めさせようと、5日間かけてデスマッチを挑む。
血マメが潰れるほどの特訓を積んだその執念は、生徒への愛ゆえのものだ。
最後にはあらしのゲームの情熱を思い知り、自ら負けを認めた。
ドクロ大帝 声 – 富田耕生
本名不明。
秘密結社「ネオ・ドクロ党」の総帥。
あらしを誘拐してゲームを挑み、強力な秘技「超空間ブラックホール」であらしを追いつめた。
しかしあらしがグレートタイフーンで対抗したため、自らの技をパワーアップし、その結果あらしと共に超空間に引きずり込まれそうになる。
その際、あらしを庇って自らは異次元空間に消えた。
山嵐 大作 声 – 広瀬正志
中黒にしか見えないような小さな山の字を用い、半ばあらしの名前を騙った「ゲームセンター 山 あらし」名義のゲーム道場を開いて金儲けをしていた悪党。
あらしの炎のコマ、ムーンサルト、エレクトリックサンダーをコピーして一度は簡単にあらしを破る。
しかもインベーダーキャップをあらしから奪い、精神錯乱にしてしまう。
その後、山嵐の師匠によって真空ハリケーン撃ちを覚えたあらしと再戦、惨敗し、道場も壊されてしまう。
その後はインベーダーキャップを燃やしたり、あらしとライバルとの戦いに乱入して邪魔をしたりと、嫌がらせを繰り返した。
それなりの実力の持ち主だが、その行動のためにあらしとの友情が芽生えることはなかった。
アーサー・ジュニア 声 – 石丸博也
ハリウッドの映画スターで大金持ち。
超ハンサムである。
メロン王女の結婚相手を決めるゲーム大会で、決勝戦まで残った。
ハンサムかつスマートな外見からは想像できないほどパワフルな秘技(「スペースシャトル」)を使う。
しかし実力もありスマートな外見を持つにも関わらず、その戦い方はダーティであり、秘技であらしの出っ歯を抜き、出血への恐怖によってあらしの戦意を挫こうとした。
あらしは出血をものともせず戦ったが、出っ歯無しでは技が不完全であり、水魚のポーズによって神経を集中しながら秘技を使わなければならず、苦戦した。
しかし、水魚のポーズの精神集中によって奇跡的に出っ歯が生え(抜けた出っ歯は乳歯だった)、バランスを取り戻したあらしには歯が立たず、秘技もあらしに破られ大敗した。
【主題歌 (説明はWikipediaより)】
【オープニング】
【曲名】 ゲームセンターあらし
【作詞】 すがやみつる
【作曲】 馬飼野康二
【編曲】 馬飼野康二
【歌】 水木一郎
【エンディング】
【曲名】 おいら熱帯低気圧!
【作詞】 すがやみつる
【作曲】 馬飼野康二
【編曲】 馬飼野康二
【歌】 間嶋里美
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